グーグル、企業向けデスクトップ検索のベータ版を発表

藤本京子(編集部)

2005-05-19 12:58

 米Googleは5月18日(米国時間)、企業向けのデスクトップ検索アプリケーション「Google Desktop Search for Enterprise」ベータ版を発表した。すでに提供されているデスクトップ検索が持つ機能に、企業内イントラネットのファイル検索機能が加わったほか、セキュリティが強化されている。

 Google Desktop Search for Enterpriseでは、WordやExcel、PowerPoint、PDF、MP3といったデスクトップ上のファイルのみならず、イントラネット上に置かれたファイルやLotus Notesのメッセージなどが検索できる。また、過去に閲覧したウェブページをオフライン上で検索することや、AOLのインスタントメッセージを検索することも可能だ。

 セキュリティ機能として、管理者が重要ファイルや一部ドメインのインデックス化を禁止できる。また、インデックスの暗号化もサポートしている。

 さらに、Google Desktop Search for Enterpriseは、企業向け検索アプライアンスのGoogle Search ApplianceやGoogle Miniとの連携が可能となっている。

 ダウンロードは無料だが、Googleではオプションとしてプレミアムサポートパッケージを用意している。料金は1000ユーザーにつき年間1万ドルで、Googleの担当者によるサポートが受けられるほか、同製品の技術詳細が書かれたサポートページへのアクセスや、ユーザーフォーラムへの参加が可能だ。

Google Desktop Search for Enterprise

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]