IBMとレッドハット、Linux開発ベンダーの支援で提携

Dinesh C. Sharma (Special to CNET News.com)

2005-09-20 14:04

 IBMとRed Hatは、発展途上国の独立系ソフトウェアベンダーによるLinuxベースのソリューション開発を支援するプログラムを立ち上げた。

 両社は米国時間16日に発表したこのプログラムに基づき、技術資源や導入サービスを開発者に提供していく。両社によれば、このプログラムは、開発者が自らのアプリケーションを、IBM製のソフトウェアや「Red Hat Enterprise Linux」上に移植したり、これらのソフトウェア上で稼働させたりすることを支援するものだという。IBMはLinuxシステムやネットワーク管理などの領域をカバーするチュートリアルを29本、またRed Hatはエンタープライズ向け製品のコピーやテクノロジー・パートナープログラムへのアクセスを提供する。

 このプログラムは、IBMが北京/上海/広州(中国)、バンガロール(インド)、ソウル、東京、 マサチューセッツ州ウォルサム/シカゴ/カリフォルニア州サンマテオ(米国)、シドニー、ハースリー(英国)、パリ、シュトゥットガルト(ドイツ)、モスクワ、アムステルダムの各地域に開設するInnovation Centerで提供される:

 IBMでInnovation Center部門のプログラムディレクターを務めるTodd Chaseは、声明のなかで「Red Hatとのコラボレーションにより、世界中の開発者コミュニティはIBMのInnovation Centerにおいて、自作のアプリケーションを試験したり、動作の保証を行ったりすることができるようになる。顧客にとっては、既存の環境に手頃な価格のLinuxアプリケーションを適用させるうえでの選択肢が広がる」と述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]