日本ベリサインは、ICカードとトークン、電子証明書などを組み合わせた二要素認証システム「ベリサイン ユニファイドオーセンティケーション(UA)」を11月28日から販売する。
ベリサインUAは、日本ベリサインが提供する基盤上に複数の認証手段を統合することで、より強固な認証システム環境を実現している。またオープンソースの基盤の上にシステムを構成するため、さまざまな認証管理ミドルウェアとの連携が可能になり、低コストで認証システムが構築できるとしている。
またベリサインUAは、「OATH(Initiative for Open AuTHentication)」と呼ばれるアーキテクチャフレームワークに基づいている。OATHは、日本ベリサインを含む認証関連システムベンダー50社が参加する団体がまとめた、ユーザー認証とアクセス制御に関する規格。
今回、ベリサインUAの第1弾として、ワンタイムパスワード(OTP)を利用したトークンを提供する。トークンのアクティベーションは管理者による一括登録と、利用者による登録ができる。利用者が登録する場合、ユーザーとトークンを事前に紐づけておく必要がないため、配布作業が軽減され管理コストが削減されるという。価格は、5年間有効な250ユーザー分で462万円からとなっている。