トッパン・フォームズと日本ベリサイン、マイクロソフトの3社は9月6日、RFID技術とインターネット技術を組み合わせたEPCglobalネットワークシステムの導入支援・サービス提供において連携を図ることに合意したと発表した。
EPCglobalネットワークシステムは、RFIDへの関心が高くなる中で多くの企業での導入検討が進められている、RFID技術とインターネット技術を組み合わせたシステムだ。標準化の項目が多岐にわたることなどから、最新の仕様に対応したシステムの構築には多くの労力が必要であり、導入に踏み切れない企業も多い。これに対応するために、3社は導入支援および各種サービスの提供を実施するものだ。
具体的には、トッパン・フォームズとマイクロソフトが共同で開発した流通向けICタグミドルウェア「RDSC Framework for Logistics」と、日本ベリサインが提供する「VeriSign EPC Starter Service」を組み合わせた連携システムを提供する。また、トッパン・フォームズに開設した「RFID .NET Solution Center(RDSC)」において、この連携システムを利用した実験・検証を行う環境を無償提供する。これにより、導入前の検証や開発負担を軽減し、短期間でのスムーズなシステム導入が実現できる。さらに、RDSCを拠点としてEPCglobalネットワークシステムの導入を検討している企業を対象に、セミナーをつうじての最新動向の提供やシステム全体の導入計画の立案やROIの策定サポート、ネットワークシステムの検証作業が可能なスペースの無償提供なども行う。
協業の第1弾として、9月14日から開催される自動認識総合展のトッパン・フォームズ/マイクロソフト共同ブースで、EPCglobalネットワークシステムに対応したシステムを展示する予定だ。