沖電気とリアルコムは10月18日、ナレッジマネジメントソフトにコミュニケーション機能を追加し、自然災害や機器障害などの普及活動を支援する「レスキュー・コラボレーション」システムを共同開発し、販売を開始した。
このシステムは、災害復旧活動の際、現場の混乱などから復旧活動担当者間のコミュニケーションが不足し、活動が遅延するという問題を受けて開発したものだ。
沖電気の防災無線システム技術「AP@PLAT」をベースとした情報通信融合技術と、リアルコムのナレッジマネジメントノウハウ」と組み合わせた同システムは、公共IPネットワークやインターネット、電話網、携帯電話網など複数のネットワーク上で災害情報や誘導活動など複数のコミュニケーション環境を構築できるほか、担当者間の情報の共有などができる。
「レスキュー・コラボレーション」の基本モデルは1800万円からとなっており、出荷時期は2006年4月からが予定されている。なお、同システムの販売目標は2006年中に20セットとなっている。