MS、IE 7ではより安全なセキュリティプロトコルをデフォルトに

Graeme Wearden (ZDNet UK)

2005-10-28 14:42

 Microsoftは、Internet Explorer(IE)のバージョン7で、オンライントランザクションの安全性確保に使われるHTTPSの取り扱い方法を強化し、一層のユーザー保護対策を進めていく。

 IEの開発担当マネージャを務めるEric Lawrenceは、「Microsoft Internet Explorer」ブログへの書き込みのなかで、IE 7が「Transport Layer Security(TLS)」プロトコルをデフォルトでサポートすることになると述べている。

 既存のIEでは、ユーザーのデータを暗号化する際、TLSより強度が低い「SSL 2.0」プロトコルを自動的に使うようになっている(ただし、手動でこれをTLSに切り替えることは可能)。

 MicrosoftがSSL 2.0のサポート中止を決めたことで、このプロトコルを使用しているウェブサイトではアップグレードが必要になるが、そのようなサイトは「わずかしかない」とLawrenceは主張している。

 同氏はまた、セキュリティの問題に遭遇したときのIE7と初期バージョンとの動作の違いも説明している。

 「IE 6では、HTTPSで受信したウェブページに問題があると、モーダルダイアログボックスに情報が表示され、ユーザーはセキュリティ上の判断を求められる。これに対し、IE7ではXPSP2の掲げる『デフォルトで安全を確保する』という範例に従って、安全な振る舞いをデフォルトに設定してある」(Lawrence)

 IE 7では、安全なものとそうでないものの両方を同一のHTTPSページ上に表示するオプションが用意されない。IE 6では、一部にHTTPコンテンツも含んだHTTPSページが見つかると、このオプションが表示される。しかし、IE7のデフォルト設定では安全なコンテンツしかレンダリングされず、残りの部分へのアクセスはユーザーが情報バーから選択しなくてはならない。

 「HTTPSページ内にあるHTTPコンテンツのレンダリングについては、セキュリティ上のリスクを完全に理解しているユーザー(あるいはウェブ開発者)が非常に少ない。そのため、これは重要な変更になる」(Lawrence)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]