ドリーム・アーツは11月1日、日本郵政公社が支店および郵便局を含む2万4000拠点をつなぐ情報インフラとして、ドリーム・アーツのノンプログラミングEIP(企業情報ポータル)製品「INSUITEREnterprise(インスイート・エンタープライズ)」を採用し、2006年2月より段階的に運用を開始することを発表した。
日本郵政公社では、情報分散の抑止、顧客サービスの向上、業務の効率化を目的に、公社情報通信基盤システム機能を拡充してきた。今回、INSUITEREnterpriseを採用することで、各拠点に分散する情報を集約し、全社員が一元的なインターフェースで情報にアクセスできる環境を実現。きめ細かい情報伝達を実現し、全社的なコンプライアンス体制を確立している。将来的には民営化による分社化など、大規模な組織変更への対応も可能になっている。
今回のシステム導入では、ドリーム・アーツがソフトウェア製品の提供および開発を、NRIデータサービスがプロジェクト統括を、ユニアデックス、デンサンが基盤構築/テスト体制を担当。政府系の大規模調達において、国内のベンチャー企業のソフトウェア製品が採用されたのは今回が初めてのこととなる。