マイクロソフト、WinFXのコンポーネントを公開

文:Mike Ricciuti(CNET News.com)
翻訳校正:尾本香里(編集部) 2006年01月19日 11時48分

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 Microsoftは米国時間1月18日、数カ月先に控えた「Windows Vista」のリリースに先立ち、開発者向けの主要技術を公開した。

 同社は、2つのコンポーネントの、ほぼ最終ともいえるバージョンを公開した。これらは、2006年後半に出荷される予定のVistaに導入される「WinFX」の一部を構成するものである。

 今回のプレビュー版は、Microsoftが計画している新たなプログラミングモデルの提供に向けた「重要なチェックポイント」になると、同社のWebサービス戦略部門の責任者Ari Bixhornは述べている。同氏によれば、これによって開発者は、Microsoftの主力製品システム上でアプリケーションを構築/配備できるようになるのだという。

 Microsoftは、WinFXについて、同社の既存プログラミングモデルである.NETと新たなツール群を結合することによって、インターネットを介したソフトウェアの連携、データの表示、ビジネスシステムの構築を容易にするものだと説明する。WinFXはVistaに同梱され、また、Microsoftの現行クライアント/サーバオペレーティングシステム(OS)であるWindows XPおよびWindows Server 2003でも利用可能になるとBixhornは述べている。

 このプログラミングモデルには、数百万人に及ぶ開発者がWindows用ソフトウェアの構築に使用しているアプリケーションプログラミングインターフェースが含まれている。Microsoftが、(Vistaのリリースに先立って)WinFXの一部を開発者向けに公開する目的は、開発者に新たな開発モデルに基づいたプログラムを新しく作成してもらって、Vistaに対する需要を喚起することにある。

 18日に公開された2つの新技術は、「Indigo」というコードネームで開発された「Windows Communication Foundation(WCF)」と、「Windows Workflow Foundation(WWF)」だ。WCFはWebサービスを用いてサーバベースのシステムと連携するものであり、WWFはビジネスプロセスとネットワークアプリケーションを対応付けるためのものである。

 これらはいずれも、Microsoftの「Go-Live」ライセンスで利用できるようになっているため、そのコードは製品の一部として組み入れることが可能となっている。

 Microsoftは2003年に、「Longhorn」というコードネームで開発されていたVistaのデモを行い、そのリリースを2004年に実施することを計画していた。しかし現在、当初の計画は縮小されている。

 WinFXに現行のWindowsとの後方互換性を持たせることによって、開発者はVistaのリリースに先立って既存のPC上で新しいプログラムを稼働させることが可能になるとBixhornは述べている。

 Bixhornは、「われわれは、これを製品開発で使用する顧客に対してゴーサインを出した。われわれは、これまでの約1年間、数百人の人々を交えて初期版をテストしてきた。そして、信頼性テストを済ませ、また、(このソフトウェアを)製品として組み込む上で必要となるストレステストも終えている」と述べている。

 同氏によれば、これら2つのテクノロジーは、WinFXのプレビュー版とともに、Microsoftの「Developer Network Web」サイトから誰でも無償でダウンロードすることができるようになっているという。

 Microsoftがプログラミングモデルに関して実現しようとしていることの1つに、サービス指向アーキテクチャ(Service-Oriented Architecture:SOA)と呼ばれる開発方法を用いて新たなビジネスアプリケーションを構築する企業に対し、Windowsをもっと魅力的なものにするということがある。アナリストらによれば、SOAとは、柔軟性とでコストパフォーマンスを追求することを目的としたものであり、標準技術(WebサービスやXMLなど)に依存するモジュール化システムを用いたアーキテクチャのことである。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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