NECの東南アジア地域の販売統括法人であるNEC Solutions Asia Pacific(NECSAP)は1月20日、アジア最大手のフェリークルーズターミナル運営会社のSingapore Cruise CentreからRFIDを活用した新システムを受注したことを発表した。
このシステムは、フェリーターミナルでRFIDを組み込んだ搭乗券を発行し、乗船時に回収することで、乗船までの手続きを簡素化できる仕組みを提供する。また、乗客の乗船状況を瞬時に確認できるため、船舶ターミナル運営の効率化、顧客サービスの向上、およびセキュリティ強化が可能になる。
NECは2005年、東南アジアにおけるRFIDの普及を図るために海外にRFID技術センターを設立していた。受注金額は、250万シンガポールドル(約1.7億円)。