富士通は1月25日、金融機関向けにSOAの思想に基づく新たなソリューション体系「EVOLUO(エヴォルオ)」を確立したことを発表した。その中核商品として「金融ビジネスバス・ソリューション」を提供する。
新ソリューション体系は、既存システムと容易に連携するとともに、新しいビジネスを支える仕組みを短期間に構築するためのSOAベースの金融ソリューションとして提供される。
伝送制御機能を提供する「アダプタ・コンポーネント」、バスの基本制御や対外系接続の業務制御、それらを補完するデータ変換機能や基幹サーバとの連携機能、状態管理機能を提供する「金融バス・コンポーネント」、SOAPプロトコルをベースとしたサービス連携制御を提供する「金融SOAインターフェース」の3つの機能を提供する。
これらは、富士通のIT基盤である「TRIOLE」をベースとして提供される。今後3年間で100億円の受注を目指す。