ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン(VAリナックス)は2月22日、ウェブ対応ソフト共同開発プラットフォームの新版「SourceForge Enterprise Edition(EE)4.3」の販売を開始した。
SourceForgeEEは、米VA Softwareが開発したウェブ対応の開発コラボレーションソフトだ。開発要件、仕様書、ソースコード、バグ情報、開発ノウハウなどを集中管理し、開発作業を効率化する。J2EEアーキテクチャをベースとしており、オープンなAPIとSDKを備えるサービス指向アーキテクチャを採用したため、既存システムとのデータ連携能力が高いという。
新版のSourceForge EE 4.3はWiki機能を組み込み、SourceForge EEで管理する開発プロジェクトごとにWikiページを作成できるようにした。プロジェクトのトップページをWikiページに変更すると、各種トラッカーやタスク管理機能などに分類できないような作業メモを作るといった柔軟な運用が可能となる。
ワークフロー機能における状態変更の権限設定を細分化したほか、登録データの変更をメールで通知するモニター機能を強化し、トラッカーとメール送信機能の連携を実現した。また、トラッカーへの登録をウェブブラウザからだけでなく、メールを使っても実行可能とした。
税込み価格は、20ライセンスで21万円となる。VAリナックスでは、SourceForge EE 4.3を30日間無償で試用できるキャンペーンを、2月22日から5月31日まで実施する。