日立製作所は2月23日、富国生命が本社の入室管理システムに採用した日立の指静脈認証装置が2006年2月1日から稼働したことを明らかにした。
富国生命は、顧客情報などを管理する部門のセキュリティレベルをさらに向上させる取り組みの中で、部外者の侵入を防ぐ入室管理を強化するため、日立の指静脈認証技術を採用した。東京・内幸町にある本社の53扉に指静脈認証装置による入室管理システムを設置。現在、同社職員や関連会社の社員など800人強が利用している。
採用理由は、日立の指静脈認証技術を利用すれば、成りすましや偽造が極めて困難であり、認証速度が速く装置が小型で設置しやすく、かつ使いやすいこと、そして国内外で多数の採用事例があることなど。装置に日立エンジニアリング製の「指静脈入退室管理システム SecuaVeinAttestor」を利用し、日立電子サービスがシステム構築を担当している。