サン・マイクロシステムズは3月9日、ID管理ソフトの最新版「Sun Java System Identity Manager 6.0日本語版」の販売を開始した。税別価格は984万5000円(3000人利用時)から。
Sun Java System Identity Managerは、企業内に散在する各種業務システムのID情報を一元管理し、システム間でID情報を同期化するソフト。連携しているシステム側で情報が変更された場合は、自動的に更新を実施し、ほかのシステムにリアルタイムに反映させる。サンでは、「ID管理が困難になりがちな、従業員数の多い企業や団体が主な対象」としている。
新版はリソースアダプタを追加し、異機種環境での導入を容易化した。対応OSは、従来のSolaris、AIX、HP-UX、Windows、Red Hat Enterprise Linuxに、Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9 SP1を加えた。Active Syncプロセスで障害が発生すると代替ドメインコントローラに制御を渡す機能も搭載した。
単体製品として購入できるほか、管理対象のユーザー数とシステム数に応じて料金を決めるライセンス方式や、定額料金方式で導入することも可能だ。