ガートナーは3月7日、2005年および2005年第4四半期の世界外付けディスクストレージ市場の実績を発表した。
2005年の世界外付けディスクストレージ市場は、総売上が147億ドルとなり、2004年の132億ドルから11.2%増。ベンダー別では、デルとIBMの成長が目立った。上位6社は軒並み売上成長率で10%以上の伸びを見せた一方、ネットワーク・アプライアンスに抜かれて7位に落ちたサンの売上成長率は0.8%ダウンした。この上位7社以外のシェアは縮小し、売上成長率も7.7%ダウンしている。
首位はシェア23.3%のEMC。前年から0.2ポイント落としたが、2位HPのシェアは15.2%。3位のIBMは27.4%の売上成長率でシェアを12.6%から14.5%へと拡大した。4位の日立/HDSはシェア9.2%で、5位のデルは7.6%。デルは売上成長率42.1%でシェアを1.7%以上伸ばしている。
2005年第4四半期(10〜12月)に絞ると、デルとIBMがそれぞれ60.4%および49.7%と大幅に売上を伸ばし、IBMはHPを抜いて2位、デルは日立/HDSを抜いて4位となった。サンの年間売上は、前年比で0.8%減少したが、第4四半期だけだと9.1%増。第3四半期のStorageTekの買収などによるテコ入れで、サンの業績は回復しつつある。
ただし、この調査では、日立の売上にHP、サンなどへのOEMを含んでおらず、EMCの売上にはデルなどへのOEMを含んでいない。