日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は3月13日、神戸製鋼所が同日稼働させた情報システムの災害対策を支援したことを発表した。日本IBMは、2002年1月より神戸製鋼の情報システムの開発、保守、運用業務をアウトソーシングで請け負っており、今回の災害対策はその一環として行われた。
具体的には、兵庫県神戸市にある灘浜データセンターに設置されている本社部門、機械エンジニアリングカンパニー、溶接カンパニーの業務向けホストコンピューターと、兵庫県加古川市の加古川データセンターに設置されている鉄鋼部門の業務向けホストコンピューターを接続し、リアルタイムのバックアップ体制を整備した。両データセンターは、40km程度離れている。
今回のバックアップには、IBMのストレージ製品が持つ遠隔地にデータをコピーする機能「グローバル・ミラー」が採用されている。