ソフィア・クレイドルは3月15日、BREW用のXMLパーサ「pself」を発表した。同社はpselfを用い、Webサービスにアクセス可能なサンプルBREWアプリケーション「携帯電話Web 2.0サンプルアプリ」を開発した。
pselfは、携帯電話向けアプリケーションプラットフォームのBREW上で利用可能な携帯電話向けXMLパーサ。軽量かつ高機能が特徴という。文書構造を定義する仕様であるDTDとXML Schemaのほか、DOMおよびSAXにも対応している。
ソフィア・クレイドルのBREW向けC++オブジェクト指向開発環境「SophiaFramework」と組み合わせると、C++によるプログラミングが可能となり、「コーディング量を3分の1以下に減らせる」と説明する。マイクロソフトのC++言語用XMLパーサの仕様「Microsoft XML Core Services(MSXML)4.0」を参考に実装したため、開発者はWebサービスを実現するBREWアプリケーションをスムーズに開発できるという。
携帯電話Web 2.0サンプルアプリは、Amazon.comの提供しているWebサービスを利用し、商品情報を取得するBREWアプリケーションだ。携帯電話のカメラで書籍に付いているISBNバーコードを認識してAmazon.comのウェブサーバに送信し、返ってきたXML形式の商品情報を解析して表示する。
ソフィア・クレイドルは、京都市で開催中の第5回ケータイ国際フォーラム展示会に、携帯電話Web 2.0サンプルアプリを出展している。