センドメールは4月17日、あおぞら銀行がメールシステムの刷新と統合管理体制の確立、およびコンプライアンスの向上とスパム対策はじめとするセキュリティ強化を目的に、センドメールの製品群を採用し、本格稼働したことを発表した。
今回、あおぞら銀行が導入したのは、メール配信サーバ「SendmailSwitch」、メールセキュリティ管理の統合プラットフォーム「Sendmail Mailstream Manager」を中核とする製品群。
Mailstream Managerを活用することで、外部向けメールに使用禁止用語が含まれていないかどうかをチェックして該当するメールを保留したり、業務内容に合わせたメール転送制限の設定、添付書類のパスワードロックのチェックなど、コンプライアンスの向上を目指している。また、スパム/ウィルス制限では、Cloudmarkのエンジンにより対処する。
同行ではさらに、メールストアシステムも旧システムから新システムに移行中。ユーザー認証や転送情報などを集中管理するLDAPサーバ「SendmailDirectory Server」および、複数のLDAPサーバ間の同期をとる「DirSync」により、新旧システムが混在する環境でメールの振り分けを行っている。
メールシステムのゲートウェイには、SMTP認証を備えたメール配送エンジン「Sendmail Switch」および「FlowControl Filter」を配置し、ゲートウェイでトラフィックを制御できる仕組みになっている。