ILOGは3月11日、ルフトハンザドイツ航空(ルフトハンザ)が同社の最適化ソフトウェア「ILOG CPLEX」を活用し、乗務員自動勤務割当システムを導入したことを発表した。この新しい勤務計画自動作成システムを導入する以前、ルフトハンザでは、3500機分の運行乗務員と1万4500人の客室乗務員の勤務計画を手作業で作成していた。
ルフトハンザは、ILOG CPLEXを利用してスケジュール編成プロセスを簡素化し、乗務員勤務計画の作成プロセスを自動化した。新システムではコスト、安定性、乗務員個々の要望、業界や行政上の規制、社内規則といった各要因が勘案できる仕組みになっている。
計画担当者は手作業から解放されるだけでなく、シミュレーションを行うことで乗務員勤務割当作業の改善を行うことが可能という。