日本BEAシステムズは4月26日、RFID(無線ICタグ)エッジサーバソフトウェアの新製品「BEA WebLogic RFID Edge Server 2.0」の販売を開始することを発表した。同製品は、RFIDを利用した企業システムを短期間かつ低コストで開発するためのソフトウェア。標準規格を実装し、独自のワークフローフレームワークが組み込まれている。
BEAでは、RFIDタグとリーダを実装するだけでは導入メリットを十分享受することができず、RFIDソリューションの開発、実装、管理を可能にする基盤のソフトウェアが必要としている。この基盤の上で拡張性に優れたアプリケーションを構築することで、RFIDのメリットを最大限に享受できるという。
BEA WebLogic RFID Edge Server 2.0は、BEAのRFIDインフラストラクチャ技術とSOA(サービス指向アーキテクチャ)プラットフォーム機能を組み合わせて提供。RFID技術にビジネスプロセスの視点を取り込むことで、サプライチェーン可視性の改善、トランザクション自動化の促進、在庫や資産の識別、追跡性、保護性の向上などのビジネスメリットを提供する。
動作環境は、Windows、Solaris(SPARC)、RedHat Linux。評価版は、同社のウェブサイトhttp://www.beasys.co.jp/evaluation/index.htmlより無償でダウンロード可能。ライセンス料金は、1CPUあたり128万円より。日本BEAおよび同社のパートナー企業から販売される。