日本IBMとインテルなど、グリッド技術によるウェブアプリ負荷分散などを実験

ニューズフロント

2006-05-11 17:08

 日本IBM、ダイヤモンドコンピューターサービス(DCS)、インテルの3社は5月11日、グリッド技術でウェブアプリケーションのトランザクション制御や負荷分散などを行う実証実験を終えたと発表した。

 この実験は、「より現実的な条件での検証を目的として」(3社)、DCSの顧客が運用している複数のウェブ用アプリケーションを対象に、実データを使って実施した。主な検証項目は、ウェブトランザクションの優先順位制御、サーバ資源の動的な最適化、稼働中のアプリケーション更新と複数バージョンの同時稼働、運用管理機能。

 3社が、インテルXeonプロセッサ搭載サーバ「IBM eServer xSeries 336」8台、日本IBMのアプリケーション基盤ソフト「WebSphere Extended Deployment(XD)」とデータベース「DB2」を使い、Linux環境で実験したところ、「複数アプリケーションのグリッド化により、運用面での機能向上が図れるとともに、従来のシステムに比べてトータルコストとして20%から30%の削減が見込める」(3社)との結果を得た。

 3社は「当ソリューションはウェブを使う多様なアプリケーションにも展開可能であり、幅広い用途への普及を推進する」としている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]