ウイングアークテクノロジーズは5月15日、.NET Framework 2.0対応帳票ツール「SVF for .NET Framework Ver2.0」を5月17日に出荷開始すると発表した。帳票開発環境用キット「SVF SDK for .NET Framework Ver2.0」、帳票運用モジュール「SVF for .NET Framework Ver2.0」および「SVF for .NET Framework MetaFrame Edition Ver2.0」の3製品を用意する。
同ツールは、専用伝票、固定枠の帳票様式から可変するレポート形式のデザインまでに対応している。さらに、これまでアプリケーション側に組み込まれていた帳票出力制御をツール側で定義して、帳票設計の生産性と保守性を高められる。プリンタメーカーに依存しない帳票印刷環境も実現する。
SVF SDK for .NET Framework Ver2.0は、帳票開発環境用のSDKだ。.NET Framework対応「SVF設計部」と開発用の「SVF for .NET Framework」を同梱しており、単体で帳票出力まで実装できる。1クライアント当たりの税別価格は70万円。
SVF for .NET Framework Ver2.0は、.NET向けの印刷処理基盤で、さまざまなプリンタの制御コマンドに対応したドライバを搭載している。1サーバ/1CPU当たりの税別価格は80万円。
SVF for .NET Framework MetaFrame Edition Ver2.0は、.NET環境の業務系印刷システムを、クライアントサーバから利用可能とする。1サーバ/1CPU当たりの税別価格は30万円。
また、ウイングアークは、Microsoft Visual Basic 6.0対応業務アプリケーションの.NET Framework 2.0移行を支援するマイクロソフトの取り組み「Visual Basic 6.0マイグレーションパートナー」に参加した。両社は「移行に有効な情報提供をイベントやウェブサイト、セミナーを通して共同提供する」としている。