ラムラとエンプレックスは6月20日、エンプレックスのCRMパッケージ「eMplex CRM」により、ラムラが運営する飲食店チェーンの顧客管理システムを刷新したことを発表した。
ラムラは、首都圏を中心に「土風炉」「日本橋亭」「京町家」「鳥元」「魚魯魚魯」などの人気飲食チェーンを展開し、銀座ZOEや上野の大型専門店など19業態の約150店舗を運営する企業。これまでも、携帯ネットを使った「土風炉」「鳥元」「日本橋亭」「京○」4業態の共通ポイントシステムとアンケートを運営してきたが、設問設定や顧客属性ごとの情報配信に制限があることや、ランニングコストが高いことなどの課題があった。
今回構築した新顧客管理システムでは、柔軟な運用が可能で、ランニングコストを固定化でき、さらにECサイトやコールセンターの新設などの中長期的な戦略に対応できる拡張性を評価し、eMplex CRMを採用した。
新顧客管理システムは、携帯電話のQRコード読み取りや空メールを導線として会員登録を促すことができる。また、同一システム上でアンケートの実施や販促メールの送信が可能になるため、アンケート項目の柔軟な設計や、回答履歴のポイント換算などを実現できる。
ラムラでは今後、この仕組みを社内のアンケートシステムとしても活用していく方針だ。