ネットジャパンは6月23日、システムにインストールすることなく稼働中のサーバからデータをバックアップできるソフト製品の64ビットOS対応版「ShadowProtect Server Edition」「ShadowProtect Desktop Edition」について、出荷を6月30日に開始すると発表した。
ShadowProtectは、サーバにバックアップ処理用のプログラムやドライバをあらかじめインストールしていなくても、バックアップが行えるソフト。システムの復元は、製品CD-ROMを使って起動するWindows Preinstall Environment(PE)ベースの環境から実行する。
対象サーバを止めずにバックアップするホットイメージング(オンラインバックアップ)のほか、製品CD-ROMからサーバを直接起動し、サーバ上のOSを動かさずにシャットダウンした状態のシステムボリュームをバックアップするコールドイメージングにも対応している。差分バックアップと増分バックアップの両方式の利用が可能だ。
特に、ShadowProtect Server Editionは、Windows Server 2003またはWindows XPに組み込まれているVolume Shadow Copy Service(VSS)と協調してホットイメージングが行える。複数ボリュームの同時スナップショット化が可能で、VMwareまたはVirtual Serverによる仮想サーバ上のゲストOSもオンラインでバックアップできる。
Server Editionの対応OSは、Windows Server 2003 Standard、Enterprise、x64 Editionと、Windows 2000 Server、Advanced Serverとなる。Desktop Editionの対応OSは、Windows XP Home Edition、ProfessionalとWindows 2000 Professional。主な1ライセンス当たりの税別価格は以下のとおり。
ShadowProtect Server Edition(10〜24ライセンス時)
- 通常価格:17万3000円
- キャンペーン価格:12万1100円
- フレンドリーアップグレード価格:11万2500円
- 年間保守価格:3万1100円
ShadowProtect Desktop Edition(20〜49ライセンス時)
- 通常価格:9400円
- 年間保守価格:1900円