日本コンピュウェアは7月4日、ウェブアプリケーション向け負荷テスト自動化ツールの最新版「QALoad 5.5J」を販売開始した。税込み価格は804万6150円(100仮想ユーザー)からとする。
QALoadは、ウェブアプリケーションのテストを行う際に、数1000人から数万人という大規模なユーザー環境をシミュレーションすることで、本番環境を想定した負荷を与えての事前検証を実施するためのツール。こうした高負荷テストを行うことで、アプリケーションに潜む性能問題をすばやく特定可能となり、可用性の向上やシステム性能の最適化を通じ、システム障害の未然防止およびアプリケーションの確実な展開を実現できるという。
最新版では、手動でスクリプトを作る必要をなくし、ミドルウェアやプロトコルについての詳しい知識がない担当者でも、負荷テストシナリオを作成できるようにした。テストの記録および再生機能により、負荷状況下でのパフォーマンスを反復可能な方法で検証できる。
また、サーバチューニング支援機能を強化し、日本IBMのWebSphereや日本BEAのWebLogicといった主要アプリケーションサーバのパフォーマンスデータを収集することが可能となった。
対応OSは、Windows 2000 Professional SP4以上、Server SP4以上、XP Professional(SP1またはSP2)、AIX 5L(5.2または5.3)、Red Hat Linux AS3、Solaris 7、8、9となる。