NECは7月11日、企業向けPC用セキュリティソフトの最新版「CapsSuite V5.0」の販売を開始した。税別価格は332万円(500ユーザー)から。7月31日に出荷を開始する。
最新版は、トレンドマイクロの「ウイルスバスターコーポレートエディションアドバンス(Corp.アドバンス)」との連携機能を付加するなど、PC検疫機能を強化した。これにより、セキュリティパッチ未適用のPCやウイルス定義ファイルが古いPCなど、セキュリティレベルの低いPCに対し、強制的にアクセス制限をかけられる。
また、NECは、不正PCの持ち込みを防ぐセキュリティ装置「InterSec/NQ30b」の強化も発表した。新たにタグVLAN機能(IEEE802.1Q)に対応し、「大規模かつ複数セグメント環境下での導入コストと運用コストを大幅に削減可能」(NEC)とした。さらに、ネットワーク構成とは独立し、組織や部門ごとといった分類でパッチ適用状況などを把握する管理機能も搭載している。税別価格は18万7000円とする。
NECでは、今後1年間で両製品合わせ30万クライアントへの販売を見込む。