デルと野村総合研究所(NRI)は8月23日、デルのIAサーバ製品系列「PowerEdge」にNRIのオープンソースソフト(OSS)パッケージ「OpenStandia」をバンドルしたサーバ/OSSパッケージ製品の販売を9月20日に開始すると発表した。「オープンソースWebAPサーバ・モデル」(価格260万4000円から)と「オープンソースBIサーバ・モデル」(同417万9000円から)の2モデルを用意する。
WebAPサーバ・モデルは、「PowerEdge 1950」とTomcatやJBossを含む「OpenStandia/Application Server」を組み合わせる。BIサーバ・モデルは、「PowerEdge 2900」にデータベースエンジンおよびOLAPエンジンなどの「OpenStandia/Business Intelligence Server」を同梱する。いずれも、ミドルウェア、OS、ハードまで含めた総合的な動作検証が実施済みであるため、導入を大幅に簡素化し、「結果としてOSS導入のコスト削減が図れる」(両社)という。
各サーバには、デュアルコアインテルXeonプロセッサー5160(動作周波数3.0GHz)を2個搭載する。メモリ容量は4Gバイト、ハードディスクは146Gバイト品が2台。OSは、Windows 2003 R2 Standard EditionまたはRed Hat Enterprise Linux ES v4.0とする。OSSパラメータ設計などを行う基盤構築サービスや、ハードおよびソフトを対象としたサポートサービスが付属する。
デルは、このサーバ/OSSパッケージ製品の販売と構築サービスなどを担当する。OpenStandiaと関連ミドルウェアの保守は、NRIが行う。