日本オラクルは9月4日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)環境を実現する統合ソフトの最新版「Oracle SOA Suite 10.1.3.1」について、開発者向けプレビュー版の公開を開始した。同社のウェブサイトから無償でダウンロードできる。
Oracle SOA Suiteは、SOA対応ミドルウェア「Oracle Fusion Middleware」を統合したパッケージ製品。各種機能が一体化しているため、SOA導入にかかる時間を劇的に短縮できるという。Enterprise Service Bus機能やWebサービス管理機能なども備える。
最新版は、Webサービスやビジネスプロセスを調停実行する「Oracle BPEL Process Manager」、Webサービス管理ポリシーを一元的に定義できる「Oracle Web Services Manager」、ビジネスルールをアプリケーションコードから分離して管理、実行する「Oracle Business Rules Engine」、サービス間の単純連結やサービスの仮想化を実現する「Oracle Enterprise Service Bus」といったモジュールで構成する。
また、日本オラクルは、SOA対応の無償開発ツール「Oracle JDeveloper」の開発者向けプレビュー版も公開した。同社のウェブサイトからダウンロードできる。