日本SGIは10月17日、エンタープライズ分野のソリューションビジネスの強化を目的に、セイ・テクノロジーズとの業務提携を拡大することを発表した。この発表に伴い日本SGIは、セイ・テクノロジーズの株式の62.2%を取得している。
日本SGIは、セイ・テクノロジーズとの連携を深めることで、データセンターのシステム監視サービスや企業の分散環境の部門サーバの一元的な運用ツールを提供する。また、サーバだけでなく、情報機器の監視分野で実績を持つセイ・テクノロジーズと組み込み機器を対象とした“監視の多角化”を展開。ユビキタス時代のエンタープライズソリューションを両社共同で拡大する。
さらに、セイ・テクノロジーズの経営基盤の強化により、自律分散型サーバ監視ソフト「BOM(ボム)」の継続的な機能向上を行う開発体制を整備。情報機器全般を監視する新しいソリューションの開発と拡販を推進する。日本SGIは2005年9月より、セイ・テクノロジーズBOMのLinux版「X-AIDER(エックスエイダー)」を共同で開発し、販売している。