日本ビジネスオブジェクツは12月18日、アパレル大手ライトオンが同社の統合ビジネスインテリジェンス(BI)基盤を最新版にアップグレードしたことを発表した。約100種類の既存レポートや約70画面の経営ダッシュボードなどの既存資産が最新統合基盤に移行された。
ライトオンは、今回のアップグレードで「BusinessObjects XI Release 2」に情報活用基盤を統合。SKU(Stock Keeping Unit:在庫管理をする際の管理単位)レベルの情報など、データソースから直接検索された情報や、データウェアハウスに対するクエリや分析の結果を単一のポータル上で共有できるようにした。
また、IT部門主導のレポート作成を脱し、全国のディストリビューターやバイヤー、店舗(スーパーバイザー)といったユーザー主導によるダイナミックな情報活用に移行することも狙う。
同社では今後、メーカーや仕入先200社との情報共有において、今回の統合BI基盤を積極採用していく方針を明らかにしている。