オービックビジネスコンサルタント(OBC)は1月10日、大企業向けの経営支援を目的としたシステム診断・導入・運用サービスを提供する新会社「BOS株式会社」をスウィングバイ2020と合弁で設立すると発表した。
BOSは、主に大企業を対象として、ERPシステムの構築に際し、国内トップシェアの高い信頼性を誇るOBCがあらたに提供するコンポーネントなどの結集による「ERPガイア(仮称)」を提供し、コスト効果を最大限に発揮できるシステムソリューションを提供するとしている。
大規模システムにはさまざまなERPが活用されているが、基本部分は欧米の商慣習を遵守するため、BPR(Business Process Reengineering)を推進する原動力となっている。しかし、その反面、日本の商慣習上軽視できない点、使い勝手の点からいわゆる「アドオン」が相当程度発生している。
OBCはこれまでに、数十万社にも及ぶ中堅中小企業の業務ソリューション提案をパートナーとともに行ってきた実績から、日本の商慣習に根差したシステムソリューションをパッケージ化して提供することを得意としているという。このパッケージの特性を従来のERPと連動させることで、「アドオン」の軽減、開発期間の短縮、コストの低減を図るシステムソリューションを提供することを目指す。
BOSは、2007年1月11日から業務を開始。最初の1年間で10社へのサービス提供を目指す。