オービックビジネスコンサルタント(OBC、和田成史社長)は10月31日、次期Windows OS「Windows Vista」に対応した基幹業務システム「奉行21Ver.IVシリーズ」を、Vistaの発売にあわせて07年1月に発売すると発表した。
財務会計システム「勘定奉行21Ver.IV」をはじめ、人事給与、販売仕入在庫、顧客、固定資産管理システムなど、奉行シリーズの全製品で、いち早く「Windows Vista」に対応。同時に、データーベースに「Microsoft SQL Server. 2005」を採用し、大容量データの演算処理や集計の高速化、複数台PCから処理が集中した際の安定を確保した。
ユーザー設定を行うことで、各メニューでのセキュリティを強化する「ユーザー権限登録」や、ログ管理を行う「操作履歴管理」、部門間でのセキュリティを確保する「部門権限登録」などの機能を搭載し、セキュリティ機能も強化した。業務システムソリューションとの連携も可能で、企業の業務・業種に合わせたシステムを導入できる。
また同社では、「奉行21Ver.IVシリーズ」の発売に合わせ、内部統制支援ツール「奉行DOCUMENT Pack」の本格展開を開始。業務・業種・セキュリティなどのカテゴリ別に「奉行ソリューションフレームワーク」を形成し、最適なソリューション選択を具体的に提案していく。
「奉行21Ver.IVシリーズ」では計14製品をラインアップ。全国3000社の販売パートナーを通じて販売する。価格は、スタンドアローンの財務会計システム「勘定奉行21Ver.IV」が21万円、ネットワーク対応の「勘定奉行21Ver.IV LANPACK」が5ライセンス版で113万4000円、ネットワークに対応し、カスタマイズが可能な「勘定奉行21Ver.IV 新ERP」が同144万9000円など。