日立製作所と野村総合研究所(NRI)は1月31日、企業システム向けオープンソースソフト(OSS)の信頼性向上などに関する検討・開発作業で協力すると発表した。
両社は、日立のOSS導入支援サービス「かんたんOSS導入サービス」といったサービスとNRIのOSSサポートサービス「OpenStandia」で利用している信頼性技術や運用管理ノウハウをベースとして、OSSミドルウェア導入促進に向けた信頼性向上技術の検討と開発に取り組む。
具体的には、日立のLinux OS障害解析に関するノウハウとOSSデータベース「PostgreSQL」導入・構築関連技術、NRIのJavaアプリケーション障害解析ノウハウとアプリケーション動作環境「JBoss」利用技術を組み合わせ、障害解析や性能問題解析をより効果的に行うための技術を共同で検討する。
また、日立の統合システム運用管理製品「JP1」とNRIのOSSミドルウェア監視技術を活用し、OSSシステムの統合的なシステム監視や運用方式についても、ノウハウの共有や開発などを進める。