大日本印刷(DNP)は2月19日、非接触型ICカード技術「FeliCa」対応の携帯電話に会員証機能を追加できるASP型サービス「HandyPoint」を発表した。3月1日に提供を開始する。
同サービスは、携帯電話にクレジットカードや会員証、社員証などの機能を追加するASP型サービス「モバイルビューロ」と、携帯電話用の会員証アプリケーションをパッケージ化して提供する。ASPであるため、DNPは「携帯電話への会員証機能の追加が短期間かつ低コストで可能」としている。
会員証としての機能のほか、機種変更時の新端末へのデータ移行、退会時の携帯電話用アプリケーション削除といった運用支援に関する機能を備える。会員へのダイレクトメール配信も行える。オプションとして、従来のカード会員と携帯電話会員の両者を統一的に管理できるシステムを用意する。
まず、簡易版である「HandyPoint for イスタンティーノ」の提供を始める。後日、電子クーポンなどの機能を追加した上位版を提供する。
料金は、携帯電話用アプリケーション使用料と初期設定費用が400万円から(3キャリア)。新機種対応などの運用費が別途発生する。サーバについては個別相談となる。DNPでは、2007年度から3年間の売上高を3億円と見込む。