クエスト・ソフトウェアは2月20日、日本市場においてパートナープログラム「Quest Software Japan Official Partner Program」(Quest Partner Program)を開始した。プログラムの体系化による、パートナーとのリレーションシップを強化により、日本市場におけるシェア拡大に本腰を入れて取り組むという。
同社は、Windows、Exchange、SharePoint、SQL Serverといったマイクロソフトプラットフォーム向けの管理ソリューションを主に提供する企業。また、「JProbe」「JClass」といったJ2EE環境向けの開発支援ツール群も同社の製品である。
Quest Partner Programは、パートナーが取り扱っているソリューション別に「Windows」「Database」「Application」の3つのカテゴリに分かれ、また取り扱うソリューション数によってPlatinum(2カテゴリを扱い、1つのカテゴリで2製品以上を扱う)、Gold(ソリューションカテゴリを扱う)、Silver(Platinum、Gold認定のパートナーとビジネスを展開する2次店)の3グレードに分かれる。
現時点でPlatinumの認定を受けているパートナーは、CSK WinテクノロジとソフトバンクBBの2社。Gold Partnerについては、Windowsカテゴリではニッセイ情報テクノロジー、Databaseカテゴリでは日揮情報ソフトウェアと日商エレクトロニクス。Applicationカテゴリではグレープシティの各社となっている。クエスト・ソフトウェアでは、2007年末までにPlatinumおよびGoldパートナーを10社、Silverパートナーを30社発表する予定としている。
今回のパートナープログラムの開始に加え、今後同社では、日本市場へのより積極的な投資を行い、ワールドワイドにおける日本市場の売上シェアを、現在の1%未満から、2011年までに10%まで拡大することを目指す。日本版SOX法に対応した監査ツール、バックアップリカバリツールなどを中心として、各製品の積極的な日本語化を進めると同時に、日本法人の社員数も現在の16名体制から2008年会計年度には50名規模へと拡充する計画だ。