京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2月26日、企業の社内文書管理システムの新版「GreenFile X Version1.1」を2月28日より提供開始すると発表した。マイクロソフトのアプリケーション環境「.NET Framework」を利用して操作性の向上を図ったほか、文書登録時における有効期限設定機能を追加した。
GreenFile Xは各種申込書やワープロ文書、画像データ、CAD図面、仕様書などをイメージファイルとして一元管理する。数百万件規模の大量データ管理に対応し、グループ設定によるアクセス制御をはじめとしたセキュリティ機能を特徴とする。
新版では、.NET Frameworを利用してドラッグ&ドロップで文書を追加できるようにし、登録作業にかかる手間を軽減した。また有効期限設定機能により、期限を過ぎた文書をゴミ箱へ移動するなど不要文書の廃棄作業を自動化し、文書棚卸し作業の利便性を高めたという。
新たにアクセス権限の一括設定機能も搭載。上位ディレクトリのアクセス権限を変更する際、配下に格納している文書のアクセス権限まで一括して変更可能にした。このほか、オラクル製アプリケーションサーバ「Oracle Application Server 10g」に対応した。
価格は1CPUあたりのライセンス料が315万円から。KCCSでは初年度1億円の売上げを見込む。