NTTアイティ、企業内検索システム「InfoBee/EX」を販売開始

CNET Japan Staff

2007-04-18 22:39

 NTTアイティは4月18日、社内ファイルサーバに蓄積されている文書ファイルを自由なキーワードで検索できるエンタープライズサーチ用検索パッケージ「InfoBee/EX(インフォビー・イーエックス)」の販売を4月23日から開始すると発表した。

 同製品は、全文検索パッケージ「InfoBee」をベースに開発されたもので、ファイルサーバ内の文書ファイルの編集操作をリアルタイムに検出することにより、常に最新情報を検索することができる。

 社内のファイルサーバのアクセス権をそのまま検索時にも継承することにより、利用者ごとにアクセス可能な範囲内で検索結果をフィルタリングして表示することも可能だ。検索結果表示画面から、そのまま文書ファイルを編集することもできる。

 InfoBee/EXは、従来のクローラに代表されるプル型検索ロボットに代わり、ファイルサーバ内に常駐するプッシュ型検索ロボットが、文書ファイルの状態(編集操作の有無)を常時監視する。編集された時点で、その対象文書ファイルのみを検索サーバに送信することで、常にファイルサーバの最新状態を検索することが可能になっているという。

 検索利用者環境向けに提供するInfoBeeデスクトップツールにより、ファイルサーバ上の文書ファイルに対して直接、編集・コピー編集・フォルダ閲覧が可能になる。通常、ブラウザベースでリンクされた文書ファイルは利用者のPC内のハードディスクへ一時保存して閲覧するので、編集後にファイルサーバへ再度コピーする必要があった。

 動作環境は、検索サーバがLinux、ファイルサーバはWindows 2000/2003/XP、クライアントはWindows 2000/2003/XP。検索ユーザー数は最大500人。1台あたり約100万件の検索文書ファイルに対応する。複数台構成にすることで、検索対象を広げることが可能になる。

 価格は、50ユーザーで150万円から。2008年3月までに100ライセンスの販売を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]