マイクロソフトと日本ビジネスコンピューター(JBCC)は5月14日、s書店大手の丸善の営業支援システム(SFA)を「Microsoft Dynamics CRM 3.0」とJBCCのビジネスインテリジェンス(BI)ソリューション「WebReport」で刷新したことを発表した。
新システムの導入により丸善は、営業プロセスのパイプライン管理、進捗状況の把握、業務プロセスの整理、効率的な情報配信、および案件プロセスの可視化などを図る。既存システムとの連携も行う。
過去のSFA導入課題として、メール管理、スケジュール管理、社内基幹システムなどのツールの併用によるダブルワーク、現場浸透の不徹底、業務レベルの部門間での温度差、業務部門と情報部門の不整合などが挙げられるが、こうした問題に対して今回のケースでは、営業部門では、既存ツールと連動することにより、現場への浸透が徹底でき、ダブルワークをなくすことで生産性の向上が可能なシステム、情報部門では、時間変化による対応と永続的なビジネス支援が可能なツールという方針を立てている。
第1段階の400ユーザーに対する営業プロセスのテンプレート化、基幹システム連携、BI、モバイル展開等を、実質3カ月で稼動した。