建設大手の戸田建設はこのほど、経理関連業務の効率化と今後の会計制度の改訂や法整備などへの柔軟な対応を可能とする新経理システムの運用を4月19日から開始したことを発表した。
同システムは、NECおよびNECソフトの技術協力を受けて開発。NECソフトが提供するフレームワークを活用し、パッケージソフト適用によるシステム開発と個別システム開発を組み合わせた「セミオーダーメイド型」システムとし、構築期間の短縮を図った。本社および全国12支店をカバーする基幹系システムとして機能する。
周辺システムとの連携にはNECのEAI(Enterprise Application Intergration)手法を利用し、会計制度の改訂や日本版SOX法に柔軟に対応できる仕組みを取り入れたという。運用コストの削減も見込む。
今後10年間、稼働を続ける予定だ。