NECと米XenSourceは6月25日、日本およびグローバル市場でのプラットフォーム仮想化ソリューション事業において戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
今回の提携は、NECがITプラットフォームビジョン「REAL IT PLATFORM」で提唱した統合仮想環境の実現を目指す「統合VM」技術の強化ステップの一環として行われた。NECは統合VMのビジョンで、企業が導入した複数の仮想化製品を効率的に管理する仕組みが重要になると考えている。
複数の仮想化製品が混在したシステム環境を統合的に管理する技術には、同社のプラットフォーム管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」を使用する。今回の提携でNECは、その管理対象にXenSourceが開発する、オープンソースの仮想化エンジンXenハイパーバイザーをベースとした仮想化ソフト「XenEnterprise」を加え、両社は共同で管理機能の強化を図る。
また、NECはXenEnterpriseのOEM販売も8月から開始する。仮想化機能を備えた「SigmaSystemCenter」および「統合VM」の提供は12月から順次行う。