米シスコ、IronPort買収で「自己防衛型ネットワーク」戦略を強化

CNET Japan Staff

2007-06-26 19:10

 米Ciscoは米国時間6月25日、株式非公開企業である米IronPort Systemsの買収を完了したことを発表した。買収総額は現金と株式を合わせて8億3000万ドル。

 IronPortは、メールとトラフィックの監視サービス「SenderBase」で知られる企業。シスコはこの買収で同社の「自己防衛型ネットワーク(Self-Defending Network:SDN)」戦略に「Wide Traffic Inspection」機能を加える。

 Ciscoは、自己防衛型ネットワークのビジョンとして、ネットワークインフラストラクチャ全体(コアルーティング/スイッチングポートフォリオ内)に保護機能を組み込み、その適用範囲をネットワーク(パケットレベル)からアプリケーションやコンテンツにまで広げることを目指している。

 IronPortのコンテンツセキュリティ技術が加わり、ネットワークにコンテンツ解析機能を統合することで巧妙な脅威を阻止し、主要なアプリケーションプロトコル、エンドポイント、そしてネットワークそのものを保護するWide Traffic Inspectionの提供が可能になるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]