antsは6月27日、自社が提供する「GIZMO」テクノロジーを活用した、ウェブサイト向けガジェット提供フレームワーク「GIZMO BADGE」の提供を開始したと発表した。
antsが提供するGIZMOは、企業がPCを活用したさまざまなサービスを実践するために必要となる、テクノロジーの総称。今回、このテクノロジーを活用し、GIZMO BADGEの提供を開始した。
GIZMO BADGEは、企業がウェブサイト上で、ブログパーツやガジェット、ウィジェットと呼ばれるミニアプリケーションモジュールを提供する際に、効率的な運用、効果測定手法を提供するフレームワーク。
サービス提供者は、ウェブ制作に広く使われるFlashファイルを作成するだけで、antsがそれを自社のウェブサイトやユーザーのブログなどから、配布可能およびログ集計可能な形に変換する。
GIZMO BADGEは、ブログパーツなどを構成するファイルを埋め込んだ、JavaScriptの形で企業に提供される。これにより、企業は自社サイトでJavaScriptを配布するだけで、ユーザーが自分のブログやSNSに貼り付け利用可能な、ブログパーツなどの提供が可能となる。
また、GIZMO BADGEには、あらかじめログ収集機能が埋め込まれており、ブログパーツが利用されているURL、ブログパーツ利用を行うアクティブなユーザー数の集計が可能。これらのログは、antsが提供するASP「GIZMO Central」から閲覧できる。
さらに、ユーザーがGIZMO利用ユーザーであった場合、デスクトップ上のGIZMOと連動し、「プロファイル連動」「デスクトップガジェットのポップアウト起動」、「ウェブ連動ドラッグドロップ」などのアクションを組み込むことが可能となる。