アズジェントは7月25日、日本セーフネットと販売契約し、イーサネット暗号化アプライアンス「SafeEnterprise Ethernet Encryptor」(以下、Ethernet Encryptor)の販売を開始すると発表した。
Ethernet Encryptorは、金融、官公庁をはじめ、個人情報の取り扱いに注意を払う必要のある組織をターゲットとするセキュリティアプライアンス。暗号化アルゴリズムには、AES256bitを採用している。
レイヤ2のイーサネットフレームを暗号化するため上位のプロトコルに依存せずに暗号化を行える点が特徴。ヘッダなどを付加することなく、イーサネットフレームのデータ部分を暗号化するため、追加ヘッダによるオーバーヘッドが発生しない。同製品の導入により、IPsecによる暗号化を利用する場合に起こる、プロトコル依存やショートパケットが多く流れるネットワークにおけるボトルネックといった問題を解消できるという。
価格は、Ethernet Encryptorが173万8000円より。管理ツールのSecurity Management Centerが78万円より。いずれも初年度の保守費用を含む。