また、[LookFeel]と[Desktop setting]で用意されているツールは、外観などのユーザーインターフェイスに関するものである。
ツール名 | 機能概要 |
---|---|
背景 | デスクトップ画像を設定する。 |
色 | ウインドウの表示色などを設定する。 |
フォント | 表示フォントを設定する。 |
アイコン | アイコンテーマを設定する。 |
スプラッシュスクリーン | 起動時に表示するスプラッシュスクリーンを設定する。 |
ウインドウ装飾 | ウインドウ枠の表示方法を設定する。 |
スクリーンセーバー | スクリーンセーバーを設定する。 |
スタイル | ボタン、タブ、スクロールバーなどの表示スタイルを設定する。 |
ツール名 | 機能概要 |
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デスクトップの数 | 仮想デスクトップ数を設定する。 |
挙動 | デスクトップでのアイコンやメニューバーの表示やマウスボタンの動作を設定する。 |
タスクバー | タスクバーでの表示内容などを設定する。 |
ウインドウの挙動 | ウインドウ間でのフォーカスの移動、タイトルバー上でのクリック時の動作などを設定する。 |
パネル | 電源オフまでの時間を設定する。 |
電源 | [スタート]ボタンの位置、メニュー内容などを設定する。 |
このようにCtrlPanelでは、さまざまなツールが提供されている。ただし、その機能に注目してみると、デスクトップ環境の設定に関するものが多い気がする。Asianux Server 3という名称からサーバーとしての利用をイメージしたが、商品ターゲットにデスクトップ環境での利用も大きな位置を占めているのかもしれない。
ただし、Asianux Server 3がターゲットとする利用環境がサーバーであるかデスクトップであるかにかかわらず、類似した機能が複数のツールで提供されていることは好ましくない。この傾向は、Asianux Serverだけでなく多くのLinuxディストリビューションにある。
Linuxが注目されてから10数年が経過し、東アジア独自のディストリビューションとして提供するのであれば、その特色や個性をもっと前面に出してほしい。これはAsianux Server 3への応援メッセージと受け取ってもらいたい。謝々再会。