NEC、企業向けセキュリティソリューションを強化、シマンテックとも協業

WebBCN (BCN)

2007-09-18 11:33

 NECは9月14日、企業の情報資産や企業価値などを守るため、セキュリティマ ネジメントを重視する企業向けのセキュリティソリューションを大幅に強化す ると発表した。

 PCやサーバー、ネットワークなどそれぞれのセキュリティ機能を相互にかつ 自動的に連携させることで、システムのセキュリティを強化する「協調型セキ ュリティ」の確立を目指し、その中核製品となる「InfoCage セキュリティリ スク管理」や統合ID管理ソフト「WebSAM SECUREMASTER」シリーズ、「Retina Network Security Scanner」を利用した脆弱性診断サービスを提供する。

 また、シマンテックとセキュリティコンサルティングで協業することに合意。 同社のグローバルな経験とノウハウを活用したセキュリティコンサルティング サービスやセキュリティポリシーの管理、アプリケーションおよびネットワー クに関する脆弱性や脅威の診断などを提供。シマンテックと協力してコンサル ティング・アドバイザをNECグループ内に養成し、09年度までに250人に増員す る予定。

 さらに、ジュニパーネットワークス、富士ゼロックス、マイクロソフトの3 社が、ソフトウェアパートナー制度「InfoCage WORKS」に新たに加入した。こ れにより、それぞれSSL-VPN機器、プリントセキュリティ、IRM技術とInfoCageとの連携・協調が実現する。さらに、新たに製品開発に加え、販売協業を目的 としたパートナー制度を設立。これによりパートナー各社はチャネルを生かし た提案・販売・構築・保守提案が行え、自社製品への組み込み、自社ブランド として製品を販売することが可能。

 税別価格は、「InfoCage セキュリティリスク管理」が500ユーザー当たり218万円から、「InfoCage ファイルセキュリティ」が1ユーザー当たり1万1000円 から、「WebSAM SECUREMASTER/EnterpriseAccessManager」が500ユーザー当 たり235万円から、「WebSAM SECUREMASTER/EnterpriseIdentityManager」が500ユーザー当たり150万円から。NECでは今後3年間で、「協調型セキュリティ」 関連ビジネスで売上600億円を目標に事業を展開する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]