ウェブサービススタック「Metro 1.0」リリース:初の安定版

原井彰弘

2007-09-19 16:26

 9月18日、Metroプロジェクトはウェブサービススタック「Metro 1.0」をリリースした。

 GlassFishプロジェクトから派生したMetroプロジェクトは、高性能で拡張性に優れ、利用しやすいウェブサービススタックを提供することを目的としたプロジェクト。サンプルプログラムのような非常にシンプルなものから、信頼性や安全性が求められるトランザクショナルなウェブサービスまでをサポートすることを目標としている。

 今回リリースされたMetro 1.0の特徴としては、「Project Tango」として開発されていた.NET 3.0との相互運用機能や、Spring Frameworkのサポート、多くのウェブサービス関連仕様のサポート、また、通信時のデータフォーマットの変換を最小限に抑えて処理速度を向上させる設計などが挙げられる。さらに、JDeveloper以外の主要なIDEでプラグインが用意されており、それらを利用した開発が行えるのも特徴の一つである。

 なお、Metro 1.0はプロジェクト発足以来、初めてとなる安定版である。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]