9月18日、Metroプロジェクトはウェブサービススタック「Metro 1.0」をリリースした。
GlassFishプロジェクトから派生したMetroプロジェクトは、高性能で拡張性に優れ、利用しやすいウェブサービススタックを提供することを目的としたプロジェクト。サンプルプログラムのような非常にシンプルなものから、信頼性や安全性が求められるトランザクショナルなウェブサービスまでをサポートすることを目標としている。
今回リリースされたMetro 1.0の特徴としては、「Project Tango」として開発されていた.NET 3.0との相互運用機能や、Spring Frameworkのサポート、多くのウェブサービス関連仕様のサポート、また、通信時のデータフォーマットの変換を最小限に抑えて処理速度を向上させる設計などが挙げられる。さらに、JDeveloper以外の主要なIDEでプラグインが用意されており、それらを利用した開発が行えるのも特徴の一つである。
なお、Metro 1.0はプロジェクト発足以来、初めてとなる安定版である。