MacとPCに対応した仮想化ソフトウェアの製造業者であるSWsoftは、自社ソフトウェアを最新のMac OS X 「Leopard」に対応させるうえで細かい問題が発生しているが、問題は間もなく解決されるはずだと述べている。
SWsoftでコミュニケーション部門担当ディレクターを務めるBen Rudolph氏は、現地時間10月25日、ロンドンのOlympiaで開催されているMaLive ExpoでParallels仮想化製品をLeopardに対応させるために「いくつかの問題」があると語った。そして、これらの問題は「解決する必要があるが、数週間で実施できる」と述べた。
Rudolph氏によるとParallels DesktopはLeopardに対応しているが、あらゆる細かい問題に対処するために将来、無償のソフトウェアアップデートを計画しているという。
SWsoftは、ParallellsがVMwareのFusionのような競合製品に十分対抗できることを示そうと躍起になっている。Rodolph氏は、明るみに出た問題が深刻であるとは認めようとはせず、「あらゆる新製品についてまわるほんのささいな問題に過ぎない」とRudolph氏は言う。「次回のリリースでは修正される」
Rudolph氏は問題の領域の詳細には立ち入ろうとしないが、Leopardの新機能については熱心に語った。「当社と顧客にとって本当に有益な多くの機能がある。64ビットアーキテクチャですばらしい。速度も速いし、StacksやSpacesのような機能も人気を博すだろう」(Rudolph氏)
StacksはLeopardの新機能であり、ファイルを小型のフォルダに格納して、より簡単に整理できるようになる。またSpacesは仮想ワークスペースを設定する機能だ。
Rudolph氏は、仮想化によってMicrosoft製品とApple製品を連携させることがより簡単になると語った。そして、「これからは多くの企業でAppleとMicrosoftの両方のソフトウェアを使用するようなるだろう。その上、仮想化によって両者を簡単に切り替えることができるようになる」と同氏は言い添える。
Rudolph氏は、多くのMacファンがMicrosoftを好まないことを認めたうえで、「両方のソフトウェアを連携させる必要性を認めようとしないのは、あまりに認識不足である」と述べている。
SWsoftはMcLive Expoにブースを出さなかったが、VMwareは最近発売したMac用ソフトウェアをPCで動作させるためのFusion仮想化製品のデモを実施した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ