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買収先を検討しているなら、小切手帳に手を伸ばす前に合併吸収(M&A)取引の計画と評価の方法に関するわれわれのヒントを研究して欲しい。
企業合併は、会社を成長させる手っ取り早くて簡単な方法に思える。しかし、そのプロセスは複雑でリスクに満ちている。半分以上の企業合併が失敗している。なぜか。それは企業を衝動買いによって買収してしまうからである。重役たちは、それが本当に適した買収相手なのかどうかを検討する前に、その新しい案件がもたらしてくれる期待に夢中になってしまう。M&Aに関する6回シリーズの第1回では、オファーをする前に企業合併を評価するためのノウハウを検討する。
他の企業の買収を考えているなら、まずは企業合併を成功させる計画の立案に関する短期集中講座を一読して欲しい。それから、いくつかの有名なM&Aの失敗事例を研究し、巨大企業合併が教える教訓を学んでもらいたい。考慮している案件が、企業合併失敗の進行中の5つの危険信号のどれかを点滅させていないかチェックすることを忘れてはならない。そして、合併候補を真剣に検討する段階に入ったら、われわれのM&Aクイック分析ワークシートを使用して、それが貴社にとって最適な取引かどうかを判断して欲しい。
かつて、企業を成長させる最も一般的な方法は有能な人材を雇って徐々に事業を拡大することだった。今日では、他の企業を買収して成長させるのがより一般的になり、かつて「メガマージャー」と呼ばれていた巨大合併もごく日常的なものになっている。結局、買収によってほんの数分の1の時間と労力で新しい市場に飛び込めるのに、なぜ有機的な成長を目指す必要があるのかということだ。
しかし、話はそれほど簡単ではない。M&Aはかなり一般的になっているが、必ず成功するとは限らない。Daimler-Chryslerの崩壊やTime WarnerのAOL買収の失敗などといった有名な例は別にして、より小型の買収案件でも買収した企業の価値が数年後に縮小してしまったという例は枚挙にいとまがない。実際、すべての企業合併の半分以上は失敗に終わっているのだ。
成功例と失敗例を分ける要因は何なのか。3つの要因がある。事前準備、交渉そして実行である。この短期集中講座では、潜在的な買収候補を本格的に査定、評価するための土台を築く方法を説明する。
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