The Apache Jakarta Projectは11月30日、パフォーマンス測定ツール「Apache JMeter 2.3.1 final」をリリースした。
JMeterは、Javaで作成されたパフォーマンス計測、負荷テストツール。高負荷下の環境をシミュレートすることにより、ウェブアプリケーションやデータベース、FTPサーバなどのパフォーマンスを測定することが可能だ。また、測定結果の加工も行うことが可能で、グラフィカルな表示や表形式での出力、測定結果のメール送信なども行える。さらに、JMeterにはプラグインの機能が備わっており、データ分析方法や画面表示、テスト用のデータなどを測定の目的に応じて自由に変更することができるようになっている。
今回リリースされた新バージョンでは、JMeter 2.3では正しく動作しなかったプロキシスプーフィング機能が動作するようになり、特定のURLのみを対象としたスプーフィングも行えるようになった。また、GUIが変更されてより使いやすくなったほか、RMIサーバを起動することが可能になり、テストを単純化できるようになった。