日立システムアンドサービスは12月17日、SEの仕事を疑似体験しながら、「ITスキル標準(IT Skill Standard:ITSS)」に基づいたキャリアアップを体験することができる「SE出世双六」を発売したと発表した。同社の前取締役社長である名内泰藏氏が監修しており、翔泳社のウェブサイト「SEshop.com」や伊東屋銀座本店で同日から定価1890円で販売を開始した。
SE出世双六は、学生などがSEという職業に少しでも興味や親近感を持ち、技術者の育成につながることを目的としたもの。新入社員(「ITスペシャリスト」のレベル1)から始まり、「初めてのリリース」「資格取得」などSEが社会人生活の中で体験するさまざまなイベントを体験していく。
ゲームが進む中で、「ITアーキテクト」「プロジェクトマネジメント」など職種を選択しながら、ITSSのレベルを上げてゴールを目指す。マスのイベントには、日立システム社員から募集したイベントも掲載されている。また、ITSSについて説明した解説書も同梱される。
今回のSE出世双六は、「PM格言かるた」「セキュリティかるた」に続く“楽しみながら学ぶコンテンツ”第3弾となり、同社では自社の“人財”の育成や、顧客への人財戦略ソリューションの提供による人財育成支援、またこの双六のようなツールを通じた日本の技術者の育成および業界の発展に尽力していくという。