4.インストール
再起動後、「kboot:」のプロンプトが表示されたら、「linux64 xdriver=fbdev video=720p」と入力することで、fedora 8のグラフィカルインストーラが起動する。なお、パラメータの「video=」は、モニタの解像度を指定するもの。たとえば、フルハイビジョンモニタにHDMIで接続しているのであれば「video=1080p」と入力すると、この画面モードでグラフィカルインストーラが起動する。
あとは、Yellow Dog Linuxと同様にインストーラーの指示に従って、作業を進める。「コワい警告」も同様に表示されるが、すべて「はい」でOKだ。
初期設定が済むと、あとはプログレスバーの進み具合を見ながら、やはりひたすら待つことになる。インストールが完了するまでの時間は約1時間程度だ。
4.デスクトップ環境の利用
インストール完了後に再起動すると、ブートシーケンスの後にログオン画面が表示される。特にユーザーを作成しなかったのであれば、管理者IDの「root」とインストール時に指定した任意のパスワードでデスクトップ環境にログオンできる。
アプリケーションは、インストール時に指定したパッケージが、fedora 8と同様に利用できる(当たり前だが)。
実際にしばらく操作してみた印象で言うと、Yellow Dog Linuxよりも数段、ウィンドウ表示などのスピードが遅いようだ。ただ、fedoraがそのままPS3上で動いているという事実には、それなりに感慨深いものがある。既に、PCなどでfedoraを使ったことのある人には、こちらもオススメだ。
(次項は「Debian Live for PS3」)